COLUMN

<性能にもデザイン性にも優れた窓を>

-暮らしのコラム-

ほとんどの家には窓がついています。当たり前のようにそこにあるので、その存在を忘れてしまいそうになりますが、実は「家の性能は窓で決まる」といっても過言ではありません。

窓は光や風だけではなく熱も通します。夏の熱気、冬の冷気を家の中に運ぶのは、窓が出入り口になることが多い。ところが日本では、世界的に見て性能の低い窓が出回っています。これは裏を返せば、窓を高性能なものに変えれば、家の性能はぐっと上がるということです。

■窓の進化

戦後の日本の家は、木製建具の窓が主流でした。その後、高度経済成長期に住宅建設ラッシュが起こり、「アルミサッシ窓」が普及します。しかし、アルミサッシ窓も決して断熱性能が高いわけではありません。1990年代に入ると、窓の断熱性能が本格的に求められるようになり、アルミと樹脂を使った「アルミ樹脂複合サッシ窓」が誕生しました。

同じ頃、北海道では、より断熱性能が高い「樹脂サッシ窓」が採用され始めます。樹脂サッシ窓は、その名の通り、窓枠がすべて樹脂でできた窓で、塩化ビニル樹脂から成型されたサッシ枠に複層ガラスなどで構成されています。

省エネ推進国であるドイツ発祥の樹脂サッシ窓は、断熱性と気密性に優れ、寒さの厳しい北欧や北米、最近は中国、韓国でも急速に普及が進んでいます。日本では北海道での普及率が約90%を占め、それが全国各地に広まりつつあります。

また、窓ガラスに関しても、以前は1枚ガラスが大多数でしたが、今は空気層を2枚のガラスで挟み込んだ「複層ガラス」、ガラス面に熱放射を遮断する金属膜を形成した「Low-E複層ガラス」、ガラスを3枚重ね中空層にアルゴンガスなど特殊なガスを注入した「トリプルガラス」などの高性能ガラスが続々と登場しています。

■窓もひとつのインテリア

ただし、性能を追い求めるとデザイン性が損なわれるのが世の常です。樹脂サッシ窓は窓枠が太く、家の外観デザインとしてスタイリッシュではありません。また、室内から窓を見たときも、全体的には無垢の床材や建具など自然素材を取り入れたインテリアなのに、金属製の窓だけが異質な存在として浮かび上がってしまいます。

そこでシュガービレッジでは、「窓もひとつのインテリア」と考え、デザイン性に優れた海外製の窓を積極的に採用しています。

たとえば、アメリカのアンダーセン社の窓は木製のサッシで、室内側は無垢木材、屋外側は木材を樹脂でコーティングしたハイブリット構造(パーマシールド加工)が特徴。木ならではのあたたかみやデザイン性の高さはそのままに、耐久性を高めています。

木材を樹脂でコーティングすることにより、フレームの中は中空になりません。アルミサッシの1/250の熱伝導率という断熱性能に優れた木製フレームが、熱橋(建物の中で熱を伝えやすい部分、ヒートブリッジとも呼ばれる)対策になり、結露も防いでくれます。

屋内側は無垢材のポンデローサパインを使用。お好みの樹脂カラー(400シリーズの場合は全7色)を選ぶことができます。樹脂サッシに比べ安定性と耐久性が高いので、フレームがスリムに仕上がり、すっきりとした見た目になります。

また、スウェーデンのクビル社の窓は、窓と窓の間にブラインドを内蔵したトリプルガラス構造になっています。ユニバーサルデザインの機能的な窓は、夏の熱気と冬の冷気を完全シャットアウトし、カーテンを設置する必要もありません。

このように、シューガービレッジは幅広いラインナップで、日本の新しい窓の形を追求しています。窓の性能はもちろん大事、でもデザイン性も妥協したくない。そんな方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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