COLUMN

<梅雨に活躍 漆喰の壁>

-暮らしのコラム-

いよいよ本格的な梅雨の季節が到来しました。雨の日が続くと何となく気分も沈みがち…湿度も上がり不快指数も高くなります。家の中は湿気が原因で「カビ」や「ダニ」が発生しやすくなり、衛生面でも注意が必要な時期ですね。

そんな梅雨時期の湿気対策…何が一番よい方法なのか皆さんご存知ですか?
意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、最も有効な対策は「換気」と言われています。窓を閉め切った状態でいると湿気が逃げ場を失い、室内にいつまでもこもってしまうからです。換気を行う時のポイントは、窓やドアを2ヶ所以上開けて空気の通り道を作ってあげること。扇風機やサーキュレーターで換気の効果を高めたり、除湿器やエアコンのドライ機能を使って除湿したり、家電の力を借りて対策されるのも、もちろんよい方法だと思います。

とはいえ、梅雨の季節は毎年必ずやってきます。じめじめムシムシのこの季節を少しでも快適に過ごしたいと誰でも思われると思います。そこで今日は調湿効果のある「漆喰」についてお話させていただきます。
まず、「漆喰」と聞いて皆さんが思い受かべるイメージはどんなものでしょう?
昔の家の真っ白な壁とか蔵…。お城とか神社とか日本古来の建物…。はたまた、ヨーロッパのステキな街並み…とか。そんなイメージでしょうか!?

漆喰の特徴
「漆喰の壁」は壁全体が呼吸しています!と言うとほとんどの方が「壁が呼吸している?」「えっ?どういうこと?」と疑問に思われたり驚かれたりします。簡単に説明すると、じめじめとした今の季節には湿気を吸い込み、逆に空気が乾燥する冬の季節には蓄えておいた湿気を吐き出す。この仕組みが漆喰の特徴である「調湿効果」ということです。一年を通じて室内環境を快適に保ち、心地よい空間を作りだしてくれる優れモノというわけですね。
さらに「漆喰」には空気を浄化させる効果もあり、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドを分解したり、抗ウィルス活性についても有効性が証明されています。

熟練の職人技
シュガービレッジでは、そんな魅力あふれる素材の「漆喰」を積極的に家づくりに取り入れています。原料となる石灰石はスペイン産のものを使用し下地の継ぎ目が表面に出ないように、また、ひび割れが起こらないように熟練の左官職人さんが丁寧に塗り込み仕上げていきます。お施主様のご要望に応じて塗り方も色々…。凸凹のない真っ平らな壁に仕上げることもあれば、コテ波模様や扇模様、レンガ模様など様々な表情をつけることも出来ます。
それから、たっぷりと厚みをもたせて塗っているのには、こんな理由もあります。それは、「漆喰」は不燃材料なので家の耐火性能をアップさせてくれるということです。暮らしを守ってくれる、そんな魅力もあるのが「漆喰」です。

シュガービレッジの願い
お施主様には出来るだけ長く愛着を持ってその家に住み続けてほしい!との願いを込めて住まい作りを続けております。
ビニールクロスを貼った壁ではそれが叶わない…というわけでは決してありませんが、機能や見た目の美しさが半永久的に失われない「漆喰」を使用したお家で、ご家族皆さんが健康で毎日の暮らしを楽しんでくださっていたら、それは作り手として何よりも嬉しいことです。

家の中だけではなく外も
シュガービレッジで建てられたお施主様の9割の方が外壁にも「漆喰」を塗られています。漆喰の外壁は夏の熱い日差しを反射させ家の表面温度を下げてくれる効果もあります。また「漆喰」は、もともと石なので色あせすることもありません。何年経っても塗り替える必要がないのです。これもまた、「漆喰」の魅力です。

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